ナマズンの会計士受験お勉強メモ

会計士試験に必要だろうなと感じた事前知識や心構えを書くぞ

事前知識②〜予備校選び〜

会計士試験の勉強をするための予備校は複数あるため「どこの予備校に入ればいいのかわからない!」という方も入ると思います。今回の記事が少しでもそういった方々の参考になれば良いなと思います。

 

予備校のパターンには

①専門学校に入り、会計士を目指す「学校」に通う。

②大学生や社会人、無職が資格を取るためだけに「予備校」に通う。

の2種類があります。

例を挙げると東京ITは完全に①、TACは完全に②、大原やCPAは①と②の両方、といったように色々あるわけですが、今回は②のパターンを前提として話を進めていきます。

 

〜目次〜

<選ぶべき予備校>

<選ぶべきではない予備校>

<予備校の掛け持ち、途中変更のリスク>

 

 

<選ぶべき予備校>

結論から言いますと

「有名なところならばどこに行っても受かるし結局自習がメインになるから自分が一番ここが良いなと思ったところにするべき」

です。

 

教材が良い、講師が良い、教え方が良い、色々あると思いますが、講義を聞いたからといって点数が取れる訳ではなく自習と質問で解決させるものであり、どこも合格実績はしっかり出しているので、合格までのアプローチは違えど、結果はどこも同じになります。

自分自身が勉強を続けていくにあたりモチベーションを維持することが出来るのであればどこを選ぶかは問題ではありません。

カリスマ講師の講義を受けたいとか、理屈重視の教え方が良いとか、そういったところを納得することで勉強のモチベーションになるのであれば、自分が一番良いと思ったところにすると良いと思います。

 

 

<選ぶべきではない予備校>

ただし、「選ぶべきではない予備校」というものも存在します。

それは「生徒のレベルが本番よりも低い予備校」です。

このような場合、普段のテストの成績が本番に通用しなくなるため、自分の合格可能性を正しく見積もることができず、その後の勉強が適切ではなくなるおそれがあります。

生徒のレベルは予備校ホームページを見ても全くわからないですが、異常な偏りがない限り生徒の人数が増えれば増えるほど本番に近い分布になりますから、規模の大きいところを選ぶのが失敗しないコツであると言えます。

また、生徒の数が多いほど同じ教材で勉強する人が増えるため、「教材に載っているor載っていない」ことによる影響も軽減させることができます。(企業法や経営学ではこの影響が顕著)

会計士試験は相対評価ですので、ほとんどの人が知らない問題は「埋没問題」とされ、ほとんどの人が誤答となり合否への影響が小さくなります。逆に言えば、ほとんどの人は知っているのに自分は知らない問題の場合には合否に影響が出てくるため、小規模予備校の教材に載っていて大規模予備校の教材に載っていない場合には合否に影響が出にくいですが、逆の場合には合否に影響が出る問題と言えます。

 

 

<予備校の掛け持ち、途中変更のリスク>

複数の予備校の教材を掛け持ちすることはやめた方が良いです。

教材は、予備校ごとに文章の書き方、文言、アプローチの仕方が微妙に異なります。このため、複数掛け持ちをして勉強をすると、同じことを2度勉強することになり、一方の予備校で積み上げた知識をなかったことにし、また同じことを1から覚えることになります。手間です。時間がかかります。最悪文言や考え方が混ざって知識が壊れます。

一方の教材には載っていて、もう一方の教材には載ってないとかそういうものがある場合、大規模予備校同士なら重要度が低いから載せてないだけの場合が多いと思います。そこまでおさえるくらいならその労力を一つの教材を極めることに集中させた方が効果があります。

そもそも一つの予備校で与えられた教材を極めれば十分合格レベルに達します。そのように各予備校の先生方は作っています。

一つの教材を極めた上で時間が余ってやることがないときになって初めて、他の予備校の教材に手を出すことを考える選択肢が出てくる程度です。

 

これと似た理由で、結果が出ないからと予備校を途中で変更することもオススメしません。

勉強がうまくいかない理由のほとんどは適切な自習をしない自分自身にあります。その責任を他者に押し付けて環境を変えただけでは解決しません。むしろ前述の教材ごとの文言等の違いによる影響や、環境を変えたことによる影響で、余計に手間と時間がかかるだけです。

ただし、予備校を変えないとどうしても自分の気が収まらない場合には変えなければなりません。この場合には、予備校を変えない限り勉強に集中することができず、先に進むことができなくなるためです。

 

 

自分が選んだ予備校を最後まで信じて、勉強をしていきましょう。